北海道の動物園完全ガイド:雄大な自然と動物たちの魅力

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動物園

北海道には、その豊かな自然環境を活かした個性あふれる動物園があります。

行動展示で有名な旭山動物園から歴史ある円山動物園まで、それぞれが独自の魅力を持っています。

この記事では、北海道を訪れる際に立ち寄りたい主要動物園の特徴と見どころをご紹介します。

目次

旭山 動物園:行動展示の先駆け

旭川市旭山動物園は、年間300万人以上が訪れたことのある北海道を代表する人気スポットです。

最大の特徴は「行動展示」と呼ばれる、動物本来の能力や行動を見せる展示方法。

従来の「形態展示」(動物の姿形をそのまま見せる方法)とは異なり、野生に近い環境を再現することで、生き生きとした動物たちの姿を間近で観察できます。

見どころ

  • ぺんぎん館:水中トンネルを自由に泳ぎ回るペンギンの姿を360度から観察できます
  • あざらし館:円柱水槽を上下に行き来するアザラシの優雅な泳ぎを目の前で見られます
  • ほっきょくぐま館:プールに豪快にダイブするホッキョクグマの姿は迫力満点
  • おらんうーたん館:高さ17mの塔をスイスイと空中散歩する姿に驚かされます
  • かば館:水中プールで泳ぐカバの姿を観察可能

旭山動物園では、北海道の動物園ならではのキタキツネ、エゾヒグマなど、地域特有の動物も見ることができます。

開園時間は季節により異なり、夏期(4月下旬〜10月中旬)は9時30分〜17時15分、冬期(11月上旬〜4月中旬)は10時30分〜15時30分となっています。

入園料は大人1,000円、中学生以下無料です。

公式サイトの開園情報で最新の情報を確認することをおすすめします。

札幌市 円山 動物園:都心に近い歴史ある動物園

札幌市円山動物園は、1951年に開園した北海道で最も古い歴史を持つ動物園です。

都心部から約30分とアクセスが良く、緑豊かな円山公園内にあるため、天然記念物「円山原始林」に隣接した自然環境も魅力です。

見どころ

  • アフリカゾーン:「キリン館」と「カバ・ライオン館」で構成され、キリンやダチョウ、サーバルキャット、ミーアキャットなどを観察できます
  • こども動物園:さまざまな動物が放し飼いになっており、子どもに大人気のエリアです
  • 遊具広場「まるっぱ」:お子様が遊べる遊具があるエリア
  • モンキーハウス:雨天時や冬季には、屋内で観察できる熱帯系のサル類のアパート

円山動物園は、家族連れだけでなく大人も楽しめる工夫が随所に見られます。

開園時間は季節により異なり、3月1日〜10月31日は9時30分〜16時30分、11月1日〜2月末日は9時30分〜16時となっています。入園料は大人800円、中学生以下無料です。

詳細は入園料・営業時間の公式案内をご覧ください。

冬季も屋内施設が充実しているため、雪の積もる季節でもほとんどの動物を観察できるのが特徴です。

動物たちが活発に動く開園直後か夕方の訪問がおすすめです。

おびひろ 動物園:十勝平野に位置する北海道第二の動物園

おびひろ動物園は、1963年に開園した「北海道第二の動物園」として知られています。

市の中心部からアクセスしやすく、緑ケ丘公園内に位置しています。

ライオンやキリン、アムールトラなどの迫力ある大型動物から鳥類、爬虫類まで多様な動物を観察できます。

見どころ

  • ホッキョクグマ:園の人気者で、愛嬌のある姿に多くの来園者が魅了されます
  • 日本初の熱帯動物耐寒飼育:寒冷地での飼育技術が特徴で、ゾウやキリンなどの耐寒飼育法を確立
  • 北海道の在来種:キタキツネやオオワシなど、北海道に生息する動物種の展示も充実

おびひろ動物園は、十勝平野の自然環境を活かした展示が特徴です。のどかな雰囲気の中で動物観察が楽しめます。

入園料は大人420円、中学生以下無料です。

公式サイトでは園内マップやイベント情報も確認できます。

釧路市 動物園:日本最東端の動物園

釧路市動物園は、1975年に開園した日本最東端に位置する動物園です。

敷地面積が広く、多数の動物を飼育しています。

アムールトラやキリン、サル類など多様な動物を展示しています。比較的小規模ながら、地域に密着した特色ある展示が魅力です。

見どころ

  • 絶滅危惧種シマフクロウ:飼育展示している数少ない動物園の一つです
  • エゾシカ:北海道の野生動物の展示が充実
  • アムールトラ:釧路の冷涼な気候に適応した、活発な姿を見られる
  • 動物とのふれあい体験:モルモットやウサギなど小動物とのふれあいが人気

入園料は大人580円、中学生以下無料です。

詳細やイベント情報は釧路市動物園公式サイトをご確認ください。

動物園を訪れる際のポイント

北海道の動物園は、それぞれが独自の特色を持っています。

訪問の際には以下の点に注意すると一層楽しめます。

  1. 季節に合わせた訪問計画:冬は雪の中で活発に動く北国ならではの動物たちの姿が見られますが、一部の施設や展示が閉鎖される場合もあります。各動物園の公式サイトで開園時間をチェックしましょう。
  2. 時間帯の選択:動物が最も活発な午前中の訪問がおすすめです。「もぐもぐタイム」などの給餌プログラムの時間も事前に確認しておくと良いでしょう。
  3. 交通手段の確認:公共交通機関での訪問は時刻表の確認を忘れずに。特に冬季は交通機関の遅延も考慮しましょう。
  4. 所要時間の目安:大型園(旭山・円山)では3〜4時間、中小規模の園(おびひろ・釧路)でも2〜3時間を見込むと良いでしょう。
  5. 防寒対策:特に冬季は-10℃以下になることも珍しくないので、手袋、帽子、防寒靴など十分な装備が必要です。

北海道の動物園は四季折々の表情を見せるため、何度訪れても新しい発見があります。

それぞれの園が持つ独自の魅力を存分に楽しんでください。

訪問前には北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!でも最新情報をチェックすると良いでしょう。


※記事内容は2025年5月時点の情報に基づいています。開園時間や入園料、展示内容などは変更される場合がありますので、訪問前に各動物園の公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。

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