冬の車準備完全ガイド!雪対策から必需品まで徹底解説

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冬

冬になると車のトラブルが急増します。JAFの出動理由で最も多いのが「バッテリー上がり」で、全体の約35パーセントを占めているんです。寒い朝に車が動かない…そんな最悪の事態を避けるために、今すぐできる冬支度をご紹介します。

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目次

まず絶対に準備すべき3つの装備

1. スタッドレスタイヤまたはチェーン

雪道を走るなら必須中の必須です。路面が凍結すると普通のタイヤでは制御不能になります。スタッドレスタイヤは11月中旬から12月初旬に交換するのがベストです。チェーンは急な降雪に備えて車に常備しておきましょう。装着の練習も忘れずに行ってください。

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2. バッテリーのチェックと交換

冬はバッテリー上がりが多発する季節です。気温が下がるとバッテリーの性能が著しく低下します。3年以上使っているバッテリーや、過去に一度でも上がったことがあるバッテリーは、冬前に交換することを強くおすすめします。カー用品店やガソリンスタンドで電圧測定してもらいましょう。

3. 冬用ワイパーとウォッシャー液

通常のワイパーは凍結して使い物にならなくなります。冬用ワイパーは氷点下でも凍りにくく、雪もしっかり除去できます。ウォッシャー液も必ず寒冷地対応のものに交換してください。普通のウォッシャー液は凍って配管が破裂する危険があります。

車に積んでおくべき冬の必需品

フロントガラス関連

解氷スプレーは凍ったガラスを素早く溶かせます。スノーブラシは車の雪下ろしに便利です。フロントガラスカバーを前日に被せておけば朝の霜や凍結を防げます。

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緊急時の必需品

スコップは駐車場の除雪やタイヤがはまった時の救世主です。軍手または手袋は雪かき作業に必須となります。毛布は万が一立ち往生した時の防寒対策になります。ブースターケーブルはバッテリー上がりの応急処置用です。牽引ロープがあればスタックした時に他の車に引っ張ってもらえます。

雪道脱出具(スノーヘルパー)があると、タイヤがはまった時に大活躍します。2000円程度で購入できるので、雪国の方には特におすすめです。

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冬の出発前の最終チェック

バッテリーの点検(電圧測定)、タイヤの空気圧チェック、ワイパーの動作確認、ウォッシャー液の残量と凍結チェック、燃料は満タンに(暖房使用で燃費が悪化するため)、エンジンオイルの量と状態確認を行いましょう。

雪道運転の心構え

スタッドレスタイヤを履いているからといって過信は禁物です。「急ハンドル」「急ブレーキ」「急加速」は厳禁となります。いつもより車間距離を広く取り、スピードを控えめに運転しましょう。雪道では停止距離が通常の2倍から3倍以上になることもあります。ノーマルタイヤでの雪道走行は制動距離が約1.7倍に伸びるため、絶対に避けてください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. スタッドレスタイヤとチェーン、どちらを選べばいいですか?

雪国に住んでいる方や頻繁に雪道を走る方はスタッドレスタイヤがおすすめです。年に数回しか雪道を走らない方はチェーンでも十分ですが、装着に慣れておく必要があります。

Q2. バッテリーが上がりやすい車の特徴は?

短距離走行が多い車、週末しか乗らない車、電装品を多く使う車はバッテリーが上がりやすいです。また3年以上使用しているバッテリーは要注意です。

Q3. フロントガラスが凍った時、お湯をかけてもいいですか?

絶対にダメです!温度差でガラスが割れる危険があります。必ず解氷スプレーを使うか、デフロスターで徐々に溶かしてください。

Q4. 雪道でタイヤがはまってしまったらどうすればいいですか?

まずアクセルを強く踏まないことが大切です。スコップでタイヤ周りの雪を除去し、タイヤの下に毛布や段ボール、砂などを敷いてグリップ力を高めます。前進と後退を小刻みに繰り返すと脱出しやすくなります。

Q5. 冬用の準備はいつ頃から始めればいいですか?

11月中旬から遅くとも12月初旬までには完了させましょう。スタッドレスタイヤは需要が高まる前の早めの交換がおすすめです。11月になると人気の冬タイヤが品薄になったり、タイヤ交換を行ってくれる業者が混み合ったりします。整備工場も混雑する前に予約しておくとスムーズです。


※この記事の情報は作成時点のものです。最新の製品情報や技術については、カー用品店や整備工場にご相談ください。雪道の運転に不安がある方は、事前に練習するか、経験者と同乗することをおすすめします。

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