新古車とは?メリット・デメリットを完全解説【お得な選択肢】

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新古車

車の購入を検討する際、「新古車」という言葉を耳にしたことはありませんか?新古車は、新車のようなコンディションでありながらお得に購入できる選択肢として注目されています。

新車より安く、中古車よりキレイ—そんな魅力的な選択肢である新古車について、本記事では詳しく解説していきます。

目次

新古車の正体とは?基本的な特徴を理解しよう

新古車とは、正式には「登録(届出)済未使用車」と呼ばれる車のことです。

名前の通り、すでにナンバー登録はされているものの、ほとんど使用された形跡がない車を指します。

具体的には、ディーラーが展示車や試乗車として登録したもの、販売ノルマ達成のために自社登録した車などが新古車として市場に出回ります。

走行距離は数キロから数十キロ程度のものが多く、外観も内装も新車とほぼ変わらない状態が保たれています。

なお、「新古車」という表現は消費者に誤解を与える恐れがあるとして、自動車公正取引協議会により正式には「登録(届出)済未使用車」という表記が定められています。

新車・中古車との決定的な違い

新古車と新車・中古車の違いは主に以下の点にあります:

  1. 登録状態: 新古車は既に一度登録されているため、法律上は「中古車」扱いになります。つまり購入者は2人目のオーナーとなります。
  2. 価格: 価格面では新車、新古車、中古車の順で高くなる傾向があります。新古車は新車と比べて1〜2割程度安いことが多いでしょう。
  3. 状態: 一般的な中古車と比べると、新古車は走行距離が極めて少なく、キズや汚れもほとんどない状態です。
  4. 納期: 新車は注文してから納車まで時間がかかることがありますが、新古車はすぐに購入できるのが特徴です。

新古車を選ぶメリット5選

購入することには、以下のようなメリットがあります:

1. 新車より安く購入できる

新古車は新車と比べて1〜2割程度安く購入できることが多いです。

これは大きな金額差となり、家計に優しい選択と言えるでしょう。

2. 納車までの期間が短い

新車は人気モデルになると納車まで数ヶ月待たされることも珍しくありません。

一方、新古車は既に存在している車なので、手続きさえ済めばすぐに乗り出すことができます。

3. 状態が良い

新古車は名前の通り「新しい」状態が保たれています。

走行距離が短く、内外装ともに新車同様のコンディションであることが多いため、中古車特有の不安が少ないのも魅力です。

4. 税制面でのメリットがある場合も

自動車税や重量税、自賠責保険料などはディーラーが支払い済みのケースが多く、初期費用を抑えられることがあります。

5. メーカー保証が継承できる可能性がある

新古車は登録されてからの期間が短いため、メーカー保証が残っていることが多いです。

保証継承の手続きを行うことで、その恩恵を受けることができます。

見逃せない新古車のデメリット5つ

魅力的な新古車ですが、以下のようなデメリットも理解しておく必要があります:

1. 選択肢が限られる

新古車は通常の新車や中古車と比べて流通量が少ないため、希望の車種やグレード、カラーなどの条件に合う車を見つけるのが難しい場合があります。

2. 複数オーナー扱いになる

新古車は既に一度登録されているため、購入者は2人目のオーナーとなります。

将来売却する際に、「ワンオーナー」ではないという点が査定にマイナスとなる可能性があります。

3. すぐに売れてしまうことが多い

新古車は人気が高く、良い条件の車はすぐに売れてしまう傾向があります。

気に入った車を見つけたら、迅速な決断が求められます。

4. カスタマイズの自由度が低い

新車と違い、自分好みにオプションを選んだりカスタマイズしたりする自由度は低くなります。

既にある車から選ぶしかないため、妥協が必要になることもあるでしょう。

5. 車検までの期間が短い

新古車は既に登録されているため、初回車検までの期間が新車より短くなっています。

車検費用の発生が早まる点も考慮しておきましょう。

新古車の賢い探し方と購入のコツ

新古車を探す際には、以下のポイントを意識するとよいでしょう:

流通量が増える時期を狙う

新古車の流通量が増える時期があります。

それは:

  • 決算期後の4月や10月
  • ボーナス時期後の7月や12月
  • モデルチェンジの前後

これらの時期を狙うことで、選択肢が増え、条件の良い新古車に出会える確率が高まります。

チェックすべきポイント

新古車を購入する際には、以下の点をしっかりチェックしましょう:

  1. 走行距離: 基本的には少ないほど良いですが、極端に少なすぎる場合は長期間動かされていなかった可能性もあります。
  2. 登録日: いつ登録されたのかを確認し、あまりに古い場合は注意が必要です。
  3. 外装・内装の状態: 展示車として使われていた場合、細かなキズや汚れがある可能性があります。
  4. メーカー保証の残存期間: 保証がどれだけ残っているかを確認しましょう。
  5. 整備記録: 適切なメンテナンスが行われているかを確認することも重要です。

新古車の購入におすすめの場所

購入する際のおすすめの場所として以下が挙げられます:

  1. 正規ディーラー: 信頼性が高く、メーカー保証の継承も行いやすいです。
  2. 中古車専門店: 大手中古車販売店は品揃えが豊富で、複数の新古車を比較できる可能性があります。
  3. オンライン中古車サイト: 在庫が豊富で、条件検索も容易です。「登録済未使用車」で検索すると新古車を効率よく探せます。

まとめ:新古車は賢い選択になりうるか?

新古車は、新車の魅力と中古車の経済性を兼ね備えた選択肢と言えるでしょう。

メリットとデメリットを正しく理解し、自分のニーズに合っているかを判断することが大切です。

特に以下のような方には新古車がおすすめです:

  • 予算は限られているが、できるだけ新しい状態の車に乗りたい方
  • 納車までの時間を待てない方
  • 車の外観や性能にこだわりはあるが、細かいオプションなどにはこだわらない方

一方で、完全な新車にこだわりたい方や、将来の売却価値を最大限に考えたい方には向かないかもしれません。

新古車は、そのメリットとデメリットを理解した上で選べば、非常に賢い選択肢となるでしょう。

この記事が、あなたの車選びの参考になれば幸いです。

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