北海道の玄関口「札幌駅」は、北海道新幹線札幌延伸工事の真っ只中。
かつての姿から大きく変わりつつある札幌駅の2025年現在の姿と、観光客が知っておくべき最新情報を地元民の視点から徹底解説します。

札幌駅 2025年現在の状況
2025年現在、札幌駅は北海道新幹線の札幌延伸工事により大規模な改修が進行中です。
当初2030年度末を目指していた新幹線開業は遅延が発表され、工事は継続しています。
札幌駅 閉鎖・営業終了した周辺の施設
- パセオ: 2022年9月に33年の歴史に幕を閉じました。新幹線工事に伴う高架橋工事のため営業終了。
- エスタ: 2023年夏に閉館。同じく新幹線延伸に向けた駅周辺再開発のため。
- 東接続通路: 工事に伴い通行止めとなっており、駅構内の移動経路が変更されています。

札幌駅 付近現在営業中の施設
- JRタワー/札幌ステラプレイス: 札幌駅の象徴である高層ビル「JRタワー」と、その中のショッピングモール「札幌ステラプレイス」は引き続き営業中です。新幹線工事の影響を受けながらも、札幌駅の主要商業施設として機能しています。
- アピア: JRタワーに隣接するショッピングセンターとして営業継続中。

札幌駅 周辺の歩き方
札幌駅 周辺は工事の影響で歩行者動線が頻繁に変更されています。
最新の状況に合わせた効率的な移動方法を紹介します。
札幌駅 北口・南口の利用方法
現在の札幌駅では、工事の影響で一部通路が閉鎖されていますが、北口と南口の基本機能は維持されています。新幹線工事の中心は南側エリアで、特に旧パセオやエスタがあった場所を中心に大規模な工事が進行中です。
地下歩行空間の活用
札幌の冬の厳しい寒さや雪に対応するため、地下歩行空間「チ・カ・ホ」の利用がますます重要になっています。札幌駅から大通駅方面へは、地下を通って移動するのがスムーズです。工事の影響を受けにくい地下ルートの活用がおすすめです。
札幌駅 荷物預かりサービスの最新情報
パセオや東接続通路の閉鎖により、コインロッカーの配置も変更されています。現在利用可能な荷物預かり場所は、JRタワー内と札幌駅改札付近に集約されています。特に観光シーズンは早めに利用するのがおすすめです。
札幌駅 2025年現在のグルメ事情
札幌駅の工事の影響で一部店舗が閉店・移転していますが、2025年現在も札幌駅周辺では魅力的なグルメを楽しむことができます。

「松尾ジンギスカン」札幌駅前店
北海道を代表する郷土料理「ジンギスカン」を本場の味で楽しめる老舗店。
日本生命札幌ビルB1階にあり、地下歩行空間から直結しているため、工事の影響を受けずにアクセス可能です。特製のタレに漬け込まれた羊肉を、釣り鐘型の鉄鍋で調理する伝統的な食べ方は、北海道旅行の醍醐味。
JRタワーステラプレイス内のレストラン
札幌駅直結のJRタワーステラプレイス内には、「回転寿司 根室花まる」をはじめとする人気レストランが集結しています。
北海道の新鮮な海の幸を手頃な価格で楽しめるのが魅力です。
北海道の味覚を集めた食の拠点
JRタワー内では、道内各地の特産品や名物グルメを購入できます。
お土産選びにも最適で、地元民も日常的に利用する人気スポットです。

札幌駅からアクセス可能な観光スポット2025年版
工事の影響で駅構内は変化していますが、札幌駅から徒歩圏内の主要観光スポットへのアクセスは維持されています。
札幌市時計台(徒歩約10分)
1878年に建てられた札幌農学校(現在の北海道大学)の演武場で、国の重要文化財に指定されています。
赤い三角屋根と白い壁のコントラストが美しく、札幌のシンボル的存在。
新幹線工事の影響はなく、従来通り観光可能です。
大通公園(徒歩約15分)
東西約1.5kmに渡って続く緑豊かな公園。
季節ごとに様々なイベントが開催され、2025年も「さっぽろ雪まつり」など伝統的なイベントが継続しています。
札幌駅から地下歩行空間を通れば、天候を気にせずアクセス可能です。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)(徒歩約15分)
1888年に建てられたネオ・バロック様式の美しい建物で、国の重要文化財。
赤レンガ造りの優美な外観と、内部のアンティークな雰囲気が魅力的です。
札幌駅からのアクセスも工事の影響を受けにくいルートがあります。
さっぽろテレビ塔(徒歩約20分)
大通公園東端にそびえ立つ高さ147.2mのテレビ塔。
展望台からは札幌市街を一望でき、夜景スポットとしても人気です。
駅から地下歩行空間を通って大通駅まで行き、地上に出るのが現在の最適ルートです。

2025年札幌駅活用術:地元民直伝のポイント
札幌駅 工事情報のチェック方法
札幌駅周辺の工事状況は頻繁に変更されるため、最新情報の入手が重要です。
JR北海道の公式ウェブサイトや札幌市の「札幌駅周辺の工事情報 」ページで最新の工事状況と迂回路を確認できます。
札幌駅 時間帯別の混雑回避法
工事の影響で通路が減少しているため、ラッシュ時の混雑がさらに激しくなっています。
平日の朝7時〜9時、夕方17時〜19時は特に混雑するため、観光客は10時〜15時の比較的空いている時間帯の訪問がおすすめです。
札幌駅 工事エリアでの撮影スポット
札幌駅は大規模な変貌を遂げつつあり、工事の様子を安全な場所から撮影できるスポットが設けられています。
特にJRタワー展望台T38からは、工事中の駅を一望できる貴重な景色を楽しめます。
JRタワー展望台、タワースリーエイトの活用
工事中の札幌駅周辺を理解するには、JRタワー展望台からの眺望が非常に役立ちます。
地上160mからのパノラマビューで、駅周辺の工事状況や都市の変化を俯瞰できます。
夕暮れ時には美しい夕日と夜景の移り変わりを楽しめるスポットです。
札幌駅 新幹線開業後の未来図
当初2030年度末を目指していた北海道新幹線の札幌開業は、トンネル工事の遅延や物価高騰などを理由に延期が発表されています。
しかし、工事は着実に進行中で、完成後の札幌駅は大きく生まれ変わる予定です。
札幌駅の計画
北海道新幹線の札幌駅は、現在のJR札幌駅の南側に新設される予定。
工事完成後は、北海道と本州を結ぶ高速鉄道網の終着点として、新たな人の流れを生み出すことが期待されています。
札幌駅 周辺の再開発計画
新幹線駅に合わせて周辺地域も大規模な再開発が計画されています。
高さ245mの大規模再開発ビルが2028年度に登場予定で、新幹線札幌駅とも直結する計画です。
まとめ:工事中だからこそ見られる札幌駅の姿
札幌駅は2025年現在、新幹線工事の真っ只中で大きく変化していますが、北海道観光の玄関口としての機能は健在です。
工事による一時的な不便はありますが、札幌の未来を形作る重要な時期に訪れることで、変貌する街の姿を目撃できる貴重な機会にもなります。
JRタワーステラプレイスを中心とした商業施設や、周辺の歴史的観光スポットは従来通り楽しめるので、事前に最新情報を確認して、迂回ルートを把握しておくことで、スムーズな札幌観光が可能です。
北海道の玄関口「札幌駅」は今、次の時代に向けた変革期にあります。
工事中の今だからこそ体験できる札幌の姿を、ぜひお楽しみください。