「あれ?母の日っていつだっけ?」
カレンダーを見ながら、ふと不安になることはありませんか?
大切なお母さんへの感謝を伝える特別な日だからこそ、忘れたくないものです。
2025年の母の日は5月11日(日)です。
日本では毎年5月の第2日曜日が母の日と定められています。この日はゴールデンウィークが終わったあとすぐの時期にやってきます。

母の日の由来と歴史
母の日の起源は、アメリカのアン・ジャービスという女性とその娘アンナ・ジャービスにまで遡ります。
アン・ジャービスは南北戦争時代に「母の仕事の日」というボランティア団体を結成しました。彼女は敵味方関係なく負傷兵の看護や衛生状態の改善に取り組んだ社会活動家でした。
1905年にアンが亡くなった後、娘のアンナは敬愛する母を追悼しました。「お母さんが生きているときにこそ感謝の気持ちを伝える機会を作るべき」と考えました。そこで、1907年に教会で母が好きだった白いカーネーションを配りました。
この活動は人々の心を打ちました。そして、1914年にはアメリカ大統領により5月の第2日曜日が「母の日」として正式に制定されました。
日本では明治末期にキリスト教を通じて母の日が伝わり始めました。そして、1915年頃から教会で祝われるようになりました。
全国的に広まったのは1937年です。この年、森永製菓が「森永母の日大会」を開催したことがきっかけです。
戦後の1947年に現在と同じく5月の第2日曜日が母の日として定着しました。

なぜカーネーションを贈るの?
母の日にカーネーションを贈る習慣は、アンナ・ジャービスが母の追悼式で白いカーネーションを使ったことに由来します。
カーネーションはアンの好きな花だったのです。
後に「母が生きているなら赤いカーネーション、亡くなっているなら白いカーネーション」という意味が込められるようになりました。
興味深いのは、当初の母の日は平和を願う母親たちの社会貢献を讃える日でした。しかし、次第に商業化され「母にプレゼントを贈る日」という性格が強くなっていったことです。
アンナ自身は後年、こうした商業化に反対したとも言われています。

母の日、お金をかけなくても喜ばれる!手作りプレゼントのアイデア
「母の日には何かプレゼントを贈りたいけれど、予算がない…」
そんな方にぴったりの、心のこもった手作りプレゼントをご紹介します。

1. 似顔絵うちわ
夏が近づくこの時期、実用的なうちわに似顔絵を描いてプレゼントするのはいかがでしょうか?
色紙をちぎって貼るだけの簡単なものなら、小さなお子さんでも楽しみながら作れます。
お母さんの好きな色や柄を取り入れると、より喜ばれるでしょう。
2. 手作りメッセージカード
シンプルながらも最も心に響くのは、感謝の言葉。
普段なかなか伝えられない「ありがとう」の気持ちを、手作りのカードに込めてみましょう。
折り紙や色画用紙、写真を使ってオリジナリティあふれるカードを作れば、きっと宝物になるはずです。

3. 手作りクーポン券
「お風呂掃除一回無料」「肩もみ10分サービス」など、お母さんが喜ぶ家事代行や特典をクーポン券にしてプレゼントするのも素敵なアイデアです。
実際に使ってもらえるよう、有効期限は「無期限」に設定するのがポイントです!
4. 思い出の写真アルバム
スマホに眠っている家族の写真を選んで、小さなアルバムを作るのはいかがでしょうか。
デジタルデータだけでなく、実際に手に取れる形で残すことで、より特別な贈り物になります。
写真の下にはその時の思い出や感謝のメッセージを添えると◎。

5. 手作りスイーツ
お菓子作りが得意な方は、お母さんの好きなクッキーやケーキを作ってみましょう。
見た目が完璧でなくても、心を込めて作った手作りスイーツはとびきり美味しく感じるはずです。
プレゼントと一緒にお茶の時間を過ごすのも素敵な思い出になりますね。
母の日の過ごし方
母の日当日は、どのように過ごすのが良いでしょうか?
一番大切なのは、お母さんにゆっくりとリラックスする時間を提供すること。
普段家事をしているお母さんに代わって、家族で家事を分担したり、外食に連れ出したりするのもおすすめです。
特別なことをしなくても、「いつもありがとう」という気持ちを伝える一言が、何よりのプレゼントになるかもしれません。
日頃の感謝を伝える機会として、母の日を大切にしたいですね。

まとめ
2025年の母の日は5月11日(日)。
お金をかけなくても、心のこもった手作りプレゼントや言葉で感謝の気持ちを伝えれば、きっとお母さんは喜んでくれるはずです。
カレンダーに印をつけて、準備を始めましょう。
普段、照れくさくて言えない「ありがとう」も、この機会にぜひ伝えてみてください。
