北海道パワー全開!セイコーマートが愛される5つの秘密

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セイコーマート

オレンジ色の看板が目印の「セイコーマート」。北海道に行ったことがある方なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

実は、このローカルコンビニチェーンには全国の大手も脱帽する底力があります。

今回は道民に愛され、全国的にも注目を集めるセイコーマートの魅力を徹底解説します!

目次

セイコーマートとは?誕生の歴史

セイコーマート(通称:セコマ)は、1971年に札幌市北区に1号店をオープンした北海道発祥のコンビニエンスストアチェーンです。

実は日本で現存する最も古いコンビニのひとつなのです。

株式会社セコマが運営し、2010年には北海道内で1,000店舗を達成しました。現在も北海道内で最も店舗数の多いコンビニチェーンとして、道民の生活を支えています。

全国的には大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)が各都道府県で店舗数トップを占めています。

ただし、唯一の例外が北海道のセイコーマートです。この地域密着型の経営戦略が、激しいコンビニ競争を生き抜いてきた秘訣でもあります。

魅力①:店内調理にこだわる「ホットシェフ」

セイコーマートの最大の特徴といえば、1994年にスタートした「HOT CHEF(ホットシェフ)」です。

通常のコンビニのホットスナックコーナーが大幅に拡大したような形態です。

店内で調理した出来立てのお弁当やおにぎりを提供しています。

「出来立てはおいしい」という信念のもと、ほとんどの店舗で揚げ物やおにぎりをその場で調理します。

特に人気なのが、店内で一つひとつ粉付けして揚げる「フライドチキン」です。

また、卵でとじる「カツ丼」、そして大きなおにぎりも人気です。温かい惣菜をその場で作るコンセプトは、他のコンビニにない大きな魅力になっています。

道民からの質問で「おにぎりは温めますか?」という言葉があるほど、ホットシェフのおにぎりは温かいまま提供されるのが基本。

これは北海道の寒い気候にも合った、心温まるサービスと言えるでしょう。

魅力②:地産地消を活かしたプライベートブランド商品

セイコーマートのもう一つの強みは、充実したプライベートブランド商品です。

「四方を海に囲まれた北海道は自然の恵みの宝庫」という考えのもと、北海道の豊かな資源を活かした商品開発に力を入れています。

特に人気なのが「山わさびラーメン」などの北海道の特色を生かした商品です。

これらは道外からの旅行者のお土産としても人気を集めています。

一般的なコンビニと比べて商品の種類も豊富です。PB商品比率は約33%と非常に高いのが特徴です。

北海道の新鮮な素材を使った商品は、道民の日常の食卓を支えるだけでなく、北海道の魅力を全国に発信する役割も担っています。

魅力③:驚きの「価格の安さ」

セイコーマートのもう一つの魅力は「価格の安さ」です。

一般的にコンビニはスーパーより高いというイメージがあります。しかし、セイコーマートはその常識を覆します。

特に「タマゴ」や「牛乳」などの日用品を、スーパーより安く提供しています。

これは「メーカー機能」を自社で持つという独自の戦略によるものです。

製造から販売までを一貫して行うことで、中間マージンをカットし、高品質な商品を低価格で提供できる仕組みを構築しています。

道民が日常的にセイコーマートを利用する理由の一つが、この「お得感」にあります。

日々の買い物でコストパフォーマンスを重視する消費者の心をがっちり掴んでいるのです。

魅力④:過疎地にも出店する地域密着戦略

セイコーマートの出店戦略も特筆すべき点です。

人口の少ない過疎地にも積極的に出店し、地域のインフラとしての役割を果たしています。

大手コンビニチェーンが採算性を重視して出店を見送るような地域にも店舗を構え、地域住民の生活を支えています。

これは短期的な利益よりも、長期的な地域との関係構築を重視する経営姿勢の表れでしょう。

また、セイコーマートはフランチャイズチェーン(FC)方式ではなく、直営店舗を主体としているのも特徴です。

これにより、地域のニーズに合わせた柔軟な店舗運営が可能になっています。

魅力⑤:北海道外への展開と全国的な注目

北海道で培った強みを活かし、セイコーマートは関東地方(茨城県・埼玉県)にも約90店舗を展開しています。

北海道外での展開は2000年代に本格化し、北海道ブランドとしての価値を全国に広げています。

関東店舗では北海道店舗と若干価格設定や商品ラインナップが異なります。

ただし、「ホットシェフ」や北海道ならではの商品など、セイコーマートの魅力は共通しています。

また、ファンにはたまらないグッズもあります。

「セイコーマート ミニチュアチャーム」では、ホットシェフのフライドチキンやカツ丼などの人気メニューがミニチュアになって登場します。

コアなファンの心をつかむ展開も見せています。

まとめ:地域に根ざした「コンビニの本質」

セイコーマートの成功は、コンビニエンスストアの本来の姿を教えてくれます。

それは「地域の生活に便利さを提供する」という原点に忠実であることです。

大手チェーンが全国均一のサービスを展開する中、セイコーマートは北海道という地域特性を活かし、地元のニーズに徹底的に応えてきました。

顧客満足度調査で過去11回もの1位獲得という実績が、その取り組みの成果を物語っています。

北海道旅行の際は、ぜひセイコーマートに立ち寄ってみてください。

温かいおにぎりと、北海道の豊かな恵みが詰まった商品の数々が、あなたを待っています

その体験は単なるコンビニ利用を超えた、北海道の文化を知る貴重な機会になるはずです。


【北海道旅行者必見!セイコーマート活用ガイド】

  1. ホットシェフのフライドチキンとカツ丼は必食!
  2. 山わさびラーメンなどのPB商品はお土産に最適
  3. おにぎりは「温めますか?」と聞かれたら「はい」と答えよう
  4. タマゴや牛乳などの日用品も要チェック
  5. 店舗によって品揃えが異なるので、複数店舗を訪れるのもおすすめ
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