こんにちは!北海道旅行を計画している皆さん、ゴールデンウィークの北海道の服装選びで悩んでいませんか?
実は今年2025年のゴールデンウィークは、北海道で季節外れの大雪が降る特殊な状況となっています。
今回は通常のゴールデンウィーク北海道の服装ガイドに加え、この異例の気象状況に対応するための情報もお届けします。
今年のゴールデンウィーク北海道の特殊な気象状況
2025年のゴールデンウィークは例年と大きく異なる気象状況となっています。
現在、低気圧の影響により特に4月29日(昭和の日)から道東地域を中心に季節外れの雪が降っています。
札幌では桜が満開となったばかりですが、オホーツク海側や内陸部では最大20センチの積雪が予想されています。
特に釧路・根室地方では雪や雨が混在し、低温警報と着雪注意報が発令されています。
道内の温泉地「ぬかびら源泉郷」では0℃台を記録し、4月下旬としては19年ぶりの寒さとなりました。
通常であれば5月の北海道は春の陽気が感じられる季節ですが、今年は一時的に冬に逆戻りするような寒さとなっています。
ただし、気象予報によれば、この寒波は一時的なものであり、ゴールデンウィーク後半(5月2日〜6日頃)からは徐々に回復し、気温が上昇する見込みです。
後半には北海道でも20℃前後まで上がり、日中は上着いらずの暖かさになると予想されています。
ただし朝晩との気温差は大きいため、服装の調整が重要になります。
北海道の地域別気温差を理解しよう
北海道旅行で重要なのは、広大な北海道では地域によって気温に大きな差があることを理解することです。
5月の平均気温は、札幌12.4℃、函館11.9℃、旭川11.8℃、網走9.4℃、稚内8.8℃、釧路8.1℃と地域によって大きく異なります。
特に道東の釧路は「霧の都」とも呼ばれ、同じ北海道でも他地域より冷え込むことが多いです。
また同じ地域内でも、海岸部と内陸部では気温差が激しく、内陸部の方が暖かく、海岸部は寒いこともあります。
釧路などでは、海岸部と内陸部で10℃近い気温差があることもあるため、旅行ルートによって持っていく服装を考える必要があります。
ゴールデンウィーク北海道の基本的な服装ガイド
通常のゴールデンウィーク(5月初旬)の北海道の服装について基本的なガイドラインをご紹介します。
ただし、今年は雪が降る特殊な状況なので、後述する追加の対策も必要です。
基本レイヤー
- インナー:長袖のTシャツやカットソー
- ミドルレイヤー:薄手のセーターやカーディガン
- アウター:軽めのジャケットやコート(撥水機能付きが理想)
下半身
- ロングパンツ推奨(ジーンズやチノパン)
- スカートの場合はタイツやレギンスを着用
小物類
- マフラーやストール
- 手袋(特に今年は必携)
- 帽子(日差し対策と防寒兼用)
- 折りたたみ傘
日中は暖かく感じても、朝晩は冷え込むことが多いため、脱ぎ着しやすい服装がポイントになります。
特に5月下旬からは「リラ冷え」と呼ばれる北海道特有の肌寒さが訪れることもあるため、薄手のダウンやフリースを持参すると安心です。
2025年特別注意!大雪対策の追加アイテム
追加の防寒対策
- 厚手のダウンコートまたはウィンタージャケット(特に道東・道北エリアへ行く場合は必須)
- 防水・防寒ブーツ(特に道東方面へ行く場合は必須)
- 厚手の靴下(複数枚)
- ネックウォーマー
- 保温性の高いインナー(ヒートテックなど)
雪対策アイテム
- 滑り止め付きの手袋
- 防水スプレー(靴用)
- ホッカイロ(複数)
- 防水パンツまたは撥水スプレー(ボトムス用)
車で移動する予定がある方は、ノーマルタイヤでは雪道での制動距離が冬用タイヤの約1.7倍になるため、冬用タイヤやチェーンの準備も検討してください。

特に道東エリアでは路面凍結の可能性があるため、運転には十分注意してください。

地域別・旅行スタイル別おすすめ服装
札幌・小樽エリア
札幌や小樽などの都市部では、5月の最高気温は17.3度、最低気温は8.3度で平均気温は12.7度となります。
街歩きが中心なら、重ね着で調整しやすいカジュアルな服装がおすすめです。
今年の前半は雪の可能性もあるため、防水性のある靴を選びましょう。

道東エリア(釧路・根室・知床)
道東エリアは特に寒いため、今年のゴールデンウィーク前半は釧路・根室地方では雨か雪が予想されています。
通常よりも厚手のアウターと防寒グッズが必要です。
知床などの自然を訪れる予定がある場合は、防水性と防寒性を兼ね備えたアウトドアウェアが最適です。
知床横断道路は例年4月下旬に開通しますが、今年は雪の影響で状況を確認してから計画を立てることをおすすめします。
旭川・網走・稚内エリア(道北)
道北エリアでは内陸部の旭川と海沿いの網走・稚内で気温差があります。
旭川は日中と朝晩の気温差が大きい傾向があり、今年は特に朝晩の冷え込みが強いため、防寒対策は万全にしてください。
網走・稚内では海からの冷たい風も考慮し、風を通さないアウターが重要です。
富良野・美瑛エリア
内陸部の富良野・美瑛エリアも日中と朝晩の気温差が大きいです。
日中は比較的暖かくなることもありますが、朝晩は冷え込むため、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。
今年は特に朝晩の冷え込みが強いため、防寒対策は万全に。
ゴールデンウィーク後半は新緑の美しさを楽しめるでしょう。

登山・アウトドア派の方へ
大雪山系などの山岳地帯では、平地よりも気温が低く、急な天候変化もあります。
今年は特に注意が必要で、登山など無理な計画は中止し、安全第一で行動することが推奨されています。
もし行く場合は、本格的な防寒着、レインウェア、防水グローブ、トレッキングシューズなど万全の装備を準備しましょう。
標高の高い場所では5月でも雪が残っていることを想定してください。

ゴールデンウィーク北海道旅行の服装選びのコツ
1. レイヤリングを極める
北海道の気候に対応するには、重ね着(レイヤリング)がキーポイントです。
薄手のヒートテックなどの機能性インナーを基本に、薄手のセーターやカーディガン、そして外側に防風・防水機能のあるアウターを組み合わせると効果的です。
今年は特に保温性の高いミドルレイヤーも重要です。
2. コンパクトに収納できるダウンを持参
小さくたためる薄手のダウンを一つバッグに入れておくと安心です。
急な冷え込みや雪に対応でき、かさばらないので旅行に最適です。
今年の特殊な状況では、より暖かいダウンを検討することも大切です。
3. 足元対策を怠らない
今年の前半は雪や雨で路面が濡れていることが予想されるため、防水性の高い靴を選びましょう。
雪解けで氷水の水たまりができる時期なので、撥水性の高い靴か、靴に防水スプレーをかけておくとよいでしょう。
特に道東や道北に向かう場合は、防寒ブーツの準備もおすすめします。
4. 天気予報を毎日チェック
北海道の天気は変わりやすいので、毎日チェックすることが大切です。
特に今年はゴールデンウィークの天気は短い周期で変化するため、日々の気温差も大きくなると予想されています。
天気アプリやテレビの気象情報をこまめに確認しましょう。
5. 虫対策も忘れずに
雪の心配をしている一方で、気温が上がる日もあるため、自然の多い場所へ行く場合は虫対策も必要です。
特に山などに出向く場合は長袖・長ズボン、虫除けスプレー、ハッカオイルがあると便利です。
ゴールデンウィーク後半は気温が上がり、虫が活発になる可能性もあります。
北海道の注目イベントと服装
ゴールデンウィーク中の北海道では、雪の中でも様々なイベントが開催されます。
特に桜のシーズンは例年通り見頃を迎えるエリアもあるでしょう。
函館・五稜郭公園の桜
例年4月下旬~5月上旬が見頃の五稜郭公園の桜は、今年は雪と桜という珍しい風景が見られるかもしれません。
防寒対策をしっかりして、カメラを持って訪れてみてはいかがでしょうか。
星型の城塞と桜のコントラストは北海道ならではの光景です。

札幌・平岡公園の梅まつり
平岡公園では約1200本の梅の木が植栽されており、例年4月下旬~5月中旬に「ひらおか梅まつり」が開催されます。
今年は雪の影響で開花状況が例年と異なる可能性がありますが、防寒対策をして訪れれば、雪と梅の花という珍しい風景を楽しめるかもしれません。
温かい飲み物を用意していくと良いでしょう。
まとめ:変化する気象に対応できる服装準備を
2025年のゴールデンウィーク北海道旅行は、季節外れの大雪という特殊な状況のため、通常よりも防寒対策を強化する必要があります。
特にゴールデンウィーク前半(4月29日〜5月1日頃)は冬の装いで、後半(5月2日〜6日頃)に向けて徐々に春の服装に切り替えていくような準備が理想的です。
北海道の広大な土地では地域による気温差も大きいため、訪れる場所に応じた服装選びが重要です。
また、一日の中でも朝晩と日中の気温差があるため、脱ぎ着しやすいレイヤリングスタイルがおすすめです。
今年の異例の気象状況を踏まえつつも、素晴らしい北海道の景色と美味しいグルメを思いっきり楽しむために、服装選びにぬかりなく準備して、素敵なゴールデンウィーク旅行をお過ごしください!