朝ラーメンが食べたい
そして、札幌の夜は長い。
特に歓楽街すすきのでは、夜が明けるまで街は眠らない。
飲み明かした後の〆、あるいは夜勤明けの朝食、はたまた早朝に到着した旅行者の腹ごしらえなど、「朝まで営業している」という選択肢は時に救世主となる。
今回は、札幌市内で朝まで(あるいは早朝まで)営業している人気ラーメン店を厳選してご紹介。
地元民にも観光客にも愛される名店の数々を、営業時間とともにお届けする。
1. いそのかづお(すすきの)
【営業時間】 月~土 22:00~6:00
【定休日】 日曜日
住所: 北海道札幌市中央区南5条西5丁目21 第2旭観光ビル1F
アクセス: 地下鉄南北線すすきの駅から徒歩約7分
朝ラーメンが食べられ、深夜限定営業という異色のスタイルで、すすきのの夜を彩る人気店。特に0時以降は行列ができることも珍しくない。「札幌ブラック」と呼ばれる真っ黒なスープの醤油ラーメンが看板メニュー。あっさりしながらも旨味がしっかりと染み渡るスープと太縮れ麺の組み合わせは、一度食べたら病みつきになる人続出だ。
黄色い暖簾が目印なので、初めての人は見逃さないよう注意したい。
2. 札幌らーめん輝風 すすきの店(すすきの)
営業時間:
日曜・平日 お昼11:00~翌5:00(L.O4:50)
金土祝前日 お昼11:00~翌6:00(L.O5:50)
定休日: なし
住所: 北海道札幌市中央区南5条西3-1 大松ビル 1F
アクセス: すすきの駅から徒歩3分
朝ラーメンが食べられる、すすきの南5条通り沿いに位置する輝風は、赤いタペストリーが目印の人気ラーメン店。毎日行列ができる人気店。
濃厚な味噌ラーメンが看板メニューで、コクのある深い味わいが特徴。この濃厚さがお酒を飲んだ後の満足感につながると、地元の常連からは絶大な支持を受けている。
3. らーめん五丈原 本店(東本願寺前)
営業時間:月・水・木・金・土・日・祝日11:00 – 02:30(L.O. 02:20)
定休日: 火曜日
住所: 北海道札幌市中央区南七条西8-1024-24
アクセス: 市電東本願寺前駅から徒歩3分
朝ラーメンと言えないかもしれませんが、こちらのお店、1994年創業の老舗店「らーめん五丈原」は、いわば”元祖 深夜行列の店”。現在は翌3時までの営業となっているが、それでも札幌の深夜ラーメン文化を支える重要な一店だ。
ラーメンのほか、餃子やチャーハンなどのサイドメニューも充実。札幌ラーメンの伝統を守りながらも、独自の進化を遂げた味は、地元客のみならず観光客にも高く評価されている。
4. えびそば一幻 総本店(すすきの)
営業時間: 11:00〜翌3:00
定休日: 不定休
住所: 北海道札幌市中央区南7条西9丁目1024-10
アクセス: 市電 東本願寺前 徒歩3分
朝ラーメンというよりだいぶ明け方に近いラーメンになってしまいますが、「えびそば」という独自のジャンルを確立した人気店。海老の旨味が凝縮されたスープは、深夜の空腹を満たすには最高の一杯だ。「みそ」「しお」「しょうゆ」の3種類から選べるが、特に「しお」は深夜に食べても胃にもたれにくいと評判。
深夜3時までの営業なので、いわゆる「朝まで」ではないものの、札幌の夜の定番店として多くの常連を抱えている。木のぬくもりを感じる店内は、深夜でも落ち着いた雰囲気で食事を楽しめる。
5. ラーメン山岡家 太平店(北区)
営業時間: 24時間営業
定休日: 年中無休
住所: 北海道札幌市北区太平5条1丁目1−8
アクセス: 車でのアクセスが便利
全国展開するチェーン店「山岡家」の太平店は、完全24時間営業を貫く数少ないラーメン店の一つ。市街地からは少し離れているが、車でのアクセスが便利で深夜から早朝にかけてのドライバーには重宝される存在だ。
特徴は濃厚な豚骨スープと、ニンニクたっぷりのラーメン。「特製味噌ラーメン」は、寒い札幌の夜を温めてくれる一杯として人気が高い。また、餃子やチャーハンなどのサイドメニューも充実しているため、シメとしても朝食としても満足度が高い。


まとめ
札幌の夜は長く、そして、朝ラーメンは美味しい。
これらの「朝まで営業」のラーメン店は、時間を問わず美味しい朝ラーメンを提供してくれる、まさに都市の守護神のような存在だ。
飲み明かした夜のシメに、早朝の活動前に、あるいは単に夜食として、様々なシーンで活躍してくれるだろう。
次回の札幌訪問では、ぜひこれらの店を時間帯問わず訪れてみてはいかがだろうか。きっと、通常とは違った札幌の魅力を発見できるはずだ。
(※営業時間は変更になる場合がありますので、訪問前には各店舗の公式情報をご確認ください)